少しでも安くてお得な格安航空券を手に入れたいと思ったときには比較して選ぶのがおすすめです。
格安航空券は比較サイトを利用すると簡単に最安値を選べるようになっています。
ただ、比較サイトを利用するメリットは他にもたくさんあります。
また、どの航空会社を選ぶかも、フライトの快適さに大きな影響があるポイントです。
この記事では国内で利用できる格安航空券の航空会社を簡単に比較紹介した上で、比較サイトを使って格安航空券を選ぶときのポイントを詳しく解説します。
国内で利用できる格安航空券の航空会社を比較
日本ではJALとANAの大手航空会社の他にもたくさんの航空会社の路線が運航しています。
LCC」と呼ばれる格安航空券のキャリアとして有名なのは日本では実は3社しかありません。
ここでは格安航空券で乗れる3社について簡単に比較紹介します。
ジェットスター
ジェットスターは日本で最も有名で最安値の格安航空券を提供していることが多いLCCです。
ジェットスターは三菱商事、JAL、カンタスの共同出資によって2012年から運航を始めました。
国内では成田空港、中部国際空港、関西国際空港を中心にして、ローカルな路線を次々に開拓しています。
海外展開もしているので国際線もありますが、国内線が充実している航空会社です。
ジェットスターは安くて人気があることもあって、繁忙期になるとかえって高くなることもあります。
座席が満員に近づくと航空券の価格が上がるシステムがあるからです。
ただ、ジェットスターは手荷物の重量を他社に比べて厳しくしたり、座席指定などをオプションにしたりして格安で航空券を提供する努力を続けています。
ピーチ航空（バニラエア）
ピーチ航空はANAの子会社にあたるLCCです。
2012年に日本初のLCCとしてサービスを開始した格安航空券の皮切り的存在です。
バニラエアとのM&Aによって2019年に統合し、運航路線も増えてニーズが大きくなりました。
ANAの支援の影響もあって全体としてLCCなのにクオリティが高いという評判があります。
関西国際空港を中心として、北は札幌、南は那覇までは幅広く国内路線を運航しています。
ピーチ航空は独自のポイントサービスや機内サービスを展開している点でも人気です。
LCCでも快適なフライトを楽しみたいというバランス派からよく選ばれている格安航空券のプロバイダです。
春秋航空日本（SPRING JAPAN）
春秋航空日本はスプリング・ジャパンと呼ばれることが多いLCCで、中国の春秋航空の出資によって生み出されました。
中国への国際線だけでなく、国内線でも路線を拡大してきています。
格安航空券を提供するLCCとして日本でも話題の航空会社で、オリコンで日本人満足度調査のLCC部門でも高い評価を受けてきた経歴があります。
春秋航空日本は成田空港を中心に置いて、北海道の新千歳空港や広島空港などに路線を増やしています。
どこにでも行けるというほどの拡大はまだできていませんが、今後に期待できるLCCです。
格安航空券は比較サイトを使って選ぶのがおすすめ
格安航空券でお得に旅をしたいときには比較サイトを使うのがおすすめです。
個別に航空会社のサイトで航空券料金を比較することもできます。
しかし、比較サイトを使うともっと効率的かつお得に格安航空券を手に入れられます。
最安値を簡単に検索できる
格安航空券を求めている人は、とにかく安い航空券を探したいと思っているでしょう。
比較サイトを利用すると最安値の格安航空券を手に入れられます。
例えば、ジェットスターとピーチ航空でどちらの方が安いかはケースバイケースで、残席数などによって変化します。
今予約できる最安値の格安航空券を簡単に検索して選び出せるのが比較サイトのメリットです。
独自サービスを利用できる
比較サイトには独自のサービスがあるのでお得です。
例えば、楽天トラベルやエアトリのように独自のポイントサービスを提供しているサイトがあります。
何度も利用する人ならポイントを生かしてお得に利用することが可能です。
アプリも利用できる比較サイトも多く、航空券の価格をウォッチして安くなったタイミングで予約することもできます。
キャンペーンなどでお得になる
格安航空券を比較サイト経由で予約・購入すると他にも多数のお得があります。
例えば、比較サイトではキャンペーンを実施していることもあります。
期間限定で○○円以上の航空券予約をした人に○○円キャッシュバックといったキャンペーンが開催されていたこともありました。
キャンペーンのタイミングを狙って、直接航空会社で予約するよりもさらにお得に利用することもできるのは比較サイトを利用するメリットです。
支払い方法の選択肢が多い
比較サイトでは格安航空券を購入するときの支払い方法の選択肢も多い傾向があります。
航空会社で直接購入するとクレジットカードが原則で、銀行振込かカウンター決済くらいに対応している程度で他の支払い方法には対応していないこともあります。
しかし、比較サイトではサイトごとに独自の決済サービスを取り入れています。
PayPay・LINE Pay・楽天Payなどのスマホ決済や、コンビニで気軽に支払えるコンビニ決済などにも対応していることがほとんどです。
ポイントによる支払いにも対応していてお得に利用しやすいサービスも多いのが比較サイトを使うメリットです。
多様なプランを組み合わせられる
格安航空券で旅行をする人は他にも現地で使いたいサービスがあるでしょう。
比較サイトで格安航空券を選ぶと、他のプランも組み合わせられる魅力があります。
フライトの行先でホテルや旅館などの宿泊施設も手配可能です。
現地ツアーに同時に申し込むこともできます。
行きたい場所が空港から離れているときには、新幹線や高速バスなどのチケットも同時に申し込んでお得に買うことができるのもメリットです。
レンタカーも割引で購入できるサービスがあるので、現地で車を使いたい人にもお得です。
格安航空券を比較するときのポイント
格安航空券は安ければ良いと思うかもしれません。
しかし、実際にフライト経験をすると不満が募ることもあります。
ここでは格安航空券を比較して選ぶときにチェックすべきポイントを紹介します。
機内持ち込み荷物の制限
格安航空券は大手航空会社に比べると機内持ち込み荷物の制限が厳しいことがあるので注意しましょう。
預けずに手持ちの荷物だけにすると手荷物受取所で無駄に時間をかけずに快適に旅行できます。
機内持ち込み荷物の重量やサイズはLCCでは制限が厳しくなっていることがあります。
ジェットスターは特に厳しいことが知られているので、基準を確認して問題ないと納得してから航空券を購入しましょう。
預け荷物の料金
格安航空券では預け荷物は別料金です。
持ち込み荷物にできないものが含まれていたり、量が多かったりしたら預け荷物の料金を支払わなければなりません。
重量やサイズによって金額が変わり、航空会社によって金額が異なるので比較しましょう。
特に帰りの便ではお土産で荷物が増えてしまうことがよくあります。
行きだけでなく帰りも考慮して、預け荷物の料金も含めてお得なLCCを選ぶのがおすすめです。
機内食や機内サービスの内容
格安航空券を提供しているLCCでは基本的に機内サービスは簡素化しています。
機内食やドリンクは有料なのが一般的です。
ジェットスターやピーチ航空では寒いときに毛布をもらうこともできません。
機内食や飲料もラインナップがそれぞれ異なります。
食事の時間帯に乗るときには安くておいしそうな機内食を食べられる航空会社を選んだ方が満足度が高くなるでしょう。
また、映画の視聴やゲームプレイなどの機内サービスについても航空会社によって異なります。
空港で待っているときからスマホでサービスを利用できることもあるので、エンターテインメント重視の人は注意が必要です。
発着時刻の選択肢
格安航空券では発着時刻に注意しましょう。
大手航空会社が昼間の便利な時間帯のフライトをスケジュールしているのに対して、LCCでは早朝や深夜のフライトにしていることがよくあります。
同じLCCでも格安航空券は早朝や深夜だけで、昼間はあまり安くないという場合もあります。
比較サイトで格安航空券を検索すると、早朝や深夜のフライトばかり見つかってしまうこともありますが、希望の時間帯があるときには検索条件を設定すれば問題ありません。
納得の発着時刻を選べる航空会社から格安航空券を探しましょう。
空港での利便性
意外に重要なのが航空会社の空港での利便性です。
LCCは成田空港や関西国際空港などの大きな空港では、ゲートがセキュリティのところからかなり離れていることがよくあります。
利用する空港での利便性を考えて選ぶと快適になるのでおすすめです。
手続きカウンターの場所が遠いのがネックになることもよくあります。
搭乗する空港で使いやすい場所にカウンターが設けられているかどうかも確認するのが大切です。
まとめ
格安航空券は比較して選ぶと断然お得になります。
とにかく安くしたいというときにも国内線の有名なLCCだけで3社もあり、空席状況によって価格が変動するので比較するのが大変です。
しかし、比較サイトを使用すると簡単に最安値の航空券を検索できます。
アプリも使えたり、ポイントサービスもあったりするなど、魅力的なサービスが増えているので積極的に活用しましょう。
ただ、格安航空券を選ぶときには納得できるサービスを受けられるのかを考えることは大切です。
荷物や機内サービスについては詳しく確認して、満足のために追加料金を支払い、かえって高くならないようにすることが大切です。
格安航空券を選んで失敗したと思わないように、発着時刻やサービスなどを比較して選ぶようにしましょう。